アバターのVCC移行とWriteDefaults、アバターマスクを片付ける時
あけましておめでとうございます。
アバターのVCCへの移行、みなさんは終わりましたか?私はまだ半分くらいです。毎回大規模なSDK更新がある度にプロジェクトの大整理というか削除祭りをして、ある意味クリーンな状態にしてしまうため、あまり継ぎ足し継ぎ足しのプロジェクトもないのですが、今回ばかりはそうも言っていられないかなと(再現が面倒なものを入れるようになってきたので)。
このブログの基本的なコンセプトはよく細部を忘れる未来の自分に向けた書き置きなのですが、どうせなら同じような道を通る人にも見えたほうが良かろうというだいぶいい加減なものです。良ければどうぞ。
今回は参考にしたページのまとめが主な内容です。開きっぱなしで事あるごとに見ているページを載せていきます。
基本的なVCC移行に関しては諸先輩方が丁寧にしてくださっており、私はこちらを参考にしました。
・VCC導入からバックアップ、プロジェクト起動まで
で、ワールドに関しては新しいバージョンのUdon非対応のものが多いので、私自身まだかなと微妙に機会を測りかねているようなところです。それはさておき。
アバターに関してはほぼ十分に機は熟しているものと思います。着せ替え、Quest化向けツールなど、VCCに対応しているツールが充実してきました。できることからやっていきましょう。
で、VCC移行と同時にしておきたいことがあって、WriteDefaultsとアバターマスクの変更に関する点です。こちらももしかすると聞いたことがあるかもしれません。
・WriteDefaultsについて
現状のUnityだとアニメーションを作るときにWriteDefaultsという項目に最初からチェックが入った状態なのですが、VRChat側のSDKはその機能は非推奨としています。それが故に表情でおかしな挙動になることが多いです。これも一気にやってしまいましょう、いつかやらなきゃいけないことです。
録画ボタンを押してアニメーションを作るときに操作がうまくいかなければAnimatorのController欄に、Playable Layersの項目のFXに入っているAnimator Controller(Hands layerとかアバターの名前~FXとかになっているもの)を入れて操作するとよい場合があります。終わったらnoneに戻してくださいね。
たぶん深く理解するのは大変だと思うので、上の記事に従うのがいいのではないかなと思います。大まかに「Unity側では『指示がなければ最初の状態に戻る項目を初期設定』としていて、でもVRChat側ではそれを適用されると仕様上挙動が狂うのでVRChat用のプロジェクトでは面倒だけど自分で『初期設定に戻る指示を追加しましょうね』」ということだと理解しています。
真面目に学びたい方は以下。
で、今度はアバターマスクです。
この設定がうまくない場合、アバターのハンドサインが動かない、もしくは全部中途半端な手の形にしかならないことが多いです。
概ね、下記のMとついている項目の箇所をnoneにすると動くアバターが多いと思いますが、そうでない場合はもうひと手間かかります(私は今のところnoneにするだけで動くものが大半でした)。
このマスクに関してもVRChatの仕様上食い合わせが悪いというだけで、Unityのゲーム制作においては便利に使われることもある機能のようです。
こちらも一様に悪く言うものではなく、ご興味のある方は。
さて、人様のブログ記事を貼り付け貼り付けするだけの雑記事ですが、このあたり目を通しつつできればまあまあ片付くのではないかなと思います。
私自身、最近は動画を見ながら作業というのが流行りらしいですが、そういうの全然ダメでウェブページか紙媒体で静止画を見ながらやらせてくれというタイプなので、複数タブを開いて見比べるこの方が楽です。
ただし、ツイッター上の情報だとアカウントが消えたりツイートが消えたり、情報の保持性に面倒なところがあるので、基本的にブログ(特に消えにくそうなサイト)を念頭にブックマークしています。
いいVRChatライフができる一年になるといいですね。